釣りの想い出

Coolman2006-01-26

ここのところ、しばらく飼育日記と化してるこの日記だが、久し振りに釣りネタが書ける。昨年の9月に虫類と知床に釣りに行ったのだが、その時の想い出のピンクサーモンの剥製を今日、頼んでいた先輩の友人宅に取りに行ってきた。
特別なファイトをした訳でもなく、トロフィー級のランカーと言う訳でもないが、剥製にしたのは、記念?(何の?)なのかな?

FFを何かに憑つかれたように約一年半程没頭した。管釣りから始まって、MSCから、ドライ、管釣りから、ナチュラルフィールド、川、湖、そして海へ・・・。虫類川に立ち込んだ時、『ここまで来たか・・・』という、釣りを始める前から、何とも言えない満足感に浸れた。欲望の赴くまま没頭出来た時期的環境や、志を同じくする仲間にも恵まれた結果の事であるが、更に道東の自然がそれを強調させたのは、確かだ。

初めて鮭をFFで釣った時、この釣りはこの魚の為にあるんだなと容易に理解できた。
この剥製も、急いで駆けてきたオイラのFFの一つの基点の証、今後じっくりとFFにつき合っていく上で、自分なりの脱初心者の卒業の証なのかな?

開高健さんは、『キャッチした魚をリリースすることで、その川はアングラーの心を永遠に流れ続ける』と言った。ある本を読んだ時、心から同感し、それを完結に言葉にした彼を尊敬した。

想い出とは、目を閉じれば心の中にいつも見える形のない物。

でも、今回はあえて形に残さしてもらったよ。

エゴ、身勝手な解釈・・・。

知床の海は凄かったよ。正に、ピンクサーモンの絨毯。
今回剥製になってしまったこの個体の無念は、恐らく他の個体が晴らしてくれるよ。
思い出に残るくらいのファイト、巨魚だったら躊躇わずにリリースできただろう。

刺身も好きだし、飼育も好きだし、釣りも好きだ。

目を閉じて見える想い出と、ココに辿り着くまでの想い出

形に残してみた。
でも、心に川は流れてる。

今日のPH7.4 個体はやや、活発。