マイクロMSC

Coolman2005-11-18

さて、マーカーの調整はある程度決まってきた。そこで、今度は使用するフライを考えてるのだが、めんどくさいパターンはこの際対象外。それを踏まえた上で、使用する背景からどの様なパターンが有効か考えて見たい。使用するロッドは、プレザント・ストライカーを使用したリグを考えると、対象魚に対しては、かなりオーバーパワーになるが、キャスト、手返し、取り込みの事を考えて、K-BULLTE XD1064-#8 を選択した。この際、釣味などはどうでも良い、時間内に出来るだけ多くの魚を釣り上げる事、即ち”勝つ”事が最大の目的だからである。
リールは、何でも良い。見た目のバランスと、ラインキャパの都合でLoop LW69(取り敢えず、これに#8-F-WFのラインが巻いてあったから)にした。
リーダーの選択も今回はシビアに考えた。強度的にはフロロを使用したいのだが、比重の関係でストラーカーに影響を及ぼす事が先日の王禅寺で試したところ解った。フライラインの先端から、リーダーのバット部分、そしてストライカーの取り付け位置までは、水面に浮いていて欲しいのだが、フロータントを使用しても、時間の経過と共に、バット部分から沈んでしまう。全てをナイロンにした場合は、ショットを使用した場合は問題無いが、MSCの様なパターンを使用した場合、キャストの際に乾いてしまうと全く沈まなくなる。
そこで、今回は4Xのナイロンのテーパーリーダー8fに、1mの4Xのフロロを繋いだ。これにより、ある程度は沈下が促進される。ティペットも4Xではヘビーだが、取り込みの手返しを優先しての事である。これが影響して喰いが悪い場合は、随時交換。
そして、肝心のフライパターンだが、今回アクションは縦にフォールしていくだけ、更に、フォールしきった後は、その場にフライは停滞している訳で、僅かなファクターでも毛先等が動き、少しでも魚に興味を持たせる事が重要であり、リアルパターンのニンフも考えてたのだが、タイイングが面倒なのと、微妙なその物のアクションが弱いという事で、MSCパターンに決めた。
シルエットを大きくした場合、スレが早いのと、くわえ損ねでのミスフッキングが発生する事から出来るだけ小さい物と考えたが、ロッドの強度と、乱暴な取り込みに耐えるだけの強度も重要であった。
そこで、フックは太軸のTMC2448 #14を選択。
これに、レッドワイヤでウエイトを付けた物と、ノンウェイトを2種類巻いた。
ノンウエイトが、約0.05g ウエイト入りが0.1gである。
表層から30cm迄は、0.1gをそのまま使用。
30cm〜1m迄は、ノンウエイトの0.05gに#8のショットを使用。
1m以上はノンウエイトの0.05gに、更にヘビーな#5〜#3のショットを使用。
フライのウエイトコントロールのみで、ショットを使用しない方法も考えたが、水中でのホンワカしたアクションはバイトを誘発する原因でもあると考え、今回はショットの使用を優先した。鮭でもウエイトインのフライより、ショットを使用し、ノンウエイトのフライでショットより下側がフリーに漂ってる方がバイトが多かった経験もある。ワームフィッシングにおいては、強制的なアクションを付けない場合は、ジグヘッドより、ノーシンカーの方が圧倒的にバイトは多い。(しかし、最大の理由がウエイトを細かく分けてのタイイングが面倒だった(笑))
あとは、3時間の実釣の間に、如何にバイトの多い層を的確に捉え、手返しを良く数を伸ばせるか?

楽しみだ^^

あとは、押さえとして、通常のtypeⅡヘッドでのリトリーブのタックルも用意しておく。

しかし、せっかくここまで考えたのだから、当日、こっちのタックルがメインなんて事にならないように祈る・・・。

しかし、このフライ・・・。MSCと呼ぶには、あまりにも品祖で単純。正に、ただの”毛鉤”

重要なのは、バランスです^^

あと、プレザント・ストライカーの棒の部分に、しっかりとフロータントを塗っておくこと。これにより、立ちが違う、立ちが!(笑)