2日目

Coolman2005-07-15

昨日の釣りで状況はある程度、理解できた。

ガイドたちと夕食時に改めて、作戦を検討し、どうしても、餌でやって欲しいという
ガイドの意志に対し、『餌で100釣るよりも、疑似餌で一本釣らせて下さい!』
と言う我々の我侭と、熱意で今日は100%ルアー、フライでやらせてもらう事にした。

僅かな期待を胸に、ポイントに向かうが、今日は餌用のアジを釣らなくて良い為、
早くにポイントに行ける!しかも、ガイドにお願いして、出船を1時間程、早くしてもらった。

しかし、まさかのエンジントラブル・・・・。

30分程走ったところで、片方のエンジンが吹けない。
プラグを交換したり、何だかんだで、約、40分程ロスした・・。
結局は、スロットルのワイヤーが緩んでいただけだった・・。

気を取り直して、ポイントに向かうが、付いた時刻は、ほぼ定時どおりだった。

昨日同様、何も目標の無い、大海原に近くをセイルが通過することだけを期待して、キャストを繰り返す。(マジこれが、凄い、しんどい・・・)
更に、これが、ポッパーだったら、まだ続けられるのだが、シンキングのペンシルともなれば、
精神的にも、かなり辛いものとなってくる。

ガイドたちは、ライトジギングのタックルで我々に全く解らない広東語で雑談をしながら
別の釣りをしている。

遠くでベイトが現れ、それをバラクーダが追いかけ、その後にセイルが続いた。

ガイドに伝えたが、何のリアクションも無かった。

要するに、基本的に追いかける事はしないのである・・・。


いい加減、オイラも怒って大声を出してしまった。
コーディネーターの一人が、彼らに通訳したら、彼等も申し訳ないと謝ってきた。

『おしゃべりしながら、椅子に腰掛、ジギングしてたらセイルだって、何だって
見つかる訳ないだろっ!自らたちが、僅か1%の確立と理解してるなら、2%にする為に、
少しでも協力してくれ!』

ジギングは、魚の活性を上げるための行為で、自らたちが楽しむための物ではない。と、
主張していたが、オイラが考えるに、どうしても、セイルの釣りとは結びつかない・・・。
自分たちの暇つぶしにしか見えなかった。

今度からは、セイルを発見したら、追いかけるので指示を出してくれ。と、申し出てきた。

少しはやる気を出してくれたと、ホッとしたが、その追いかけるスピード、いい加減さ・・
もう、彼らには、何も期待しない事を誓った。


その後、キャスティングを続けるも、良い感触は無く、ポッパーを改造して、これをティーザー代わりに引っ張った。

40分程、経過した時、セイルが付いた。急いで、フライを流したが、これはオイラにとっても
経験不足であり、何がダメだったのかも解らないが、セイルがフライを咥える事は無かった。

その後、同じ様に引っ張ったが、反応は無し。

ここで、キャスティングに切り替えて、直ぐにセイルの反応はあったが、バイトには至らず。
その後も、少し場所を変えてキャスティングを続けた、すると、場所を変える度に、何らかの
セイルの反応が見られた。
ガイドもその事に気付くと、なんとなく、オイラの理想としていた、ラン&ガン的なスタイルには、
近づいていたが、その頃には、既に日は傾き始めていた。


結果から行くと、確実なバイトは、ルアーで一回、この時はラインを張ると、明らかに
ゴツッ、ゴツッっと、感触はあり、ビルチェイスではない事は明らかであった。
即座にあわせるべきか?持って行くの待つべきか?
恐らく3〜4秒の出来事だったが、躊躇している間に、セイルはルアーを離して泳ぎ去っていった。

その後、この時アワセを入れるべきだったのか?という後悔は、しばらく続いたが、
仮にアワセていて、乗らなかったら、その反対の後悔をしていただけの事、全ては結果論

でも、なかなか自分に言い聞かせられないものである。

結局、Get!出来た魚は、数匹のバラクーダと、サワラ。

ただ、かなり小型ではあったが、フライでのバラクーダは初めてだったので、これは
少し嬉しかった。


全ての釣りを終えて、宿舎に戻ったのは17:00時、
チョロチョロロロ・・・・と、僅かに出るシャワーで、身体を洗い、一時間で全ての準備を
終わらせ、空港に向かう、車に乗り込んだのは、18:00だった。

帰りにマーシャルという町により、夕食を採り、シンガポールの入国為の大渋滞を経て、
空港に着いたのは、23:00過ぎだった。