立川

今日はある方のお誘いで立川駅そばの鉄板焼きに行ってきた。ここの店には同じ釣り仲間の肉の卸をやってる友人が肉を下ろしている店なんだが、価格は安く激ウマです。ツマミになる牛ホルモンの塩焼きや、生牡蠣、焼酎も一升瓶でキープ。更にステーキは国産良質牛のロース。これは、マジで美味い。一枚3,500円で、250g程度だと思うが、塩コショウで軽く焼いた感じ。今回はご馳走になった身の上、遠慮がちに数切れ頂いただけだが、その気になれば4枚は喰えそうだったなぁ。

久し振りに美味い肉食ったな。

立川はその昔、良く遊んだ場所だけど、ここ10数年は通り過ぎる程度。久し振りにゆっくりと町並みを見る機会だった。過去にはバイトしていた居酒屋が既になくなっていて駐車場になっていたり、面影はあるものの、ここ10年くらいでえらく変わったものだなぁ。


我が物顔で遊んでいたあの頃の町はなんかやけに都会帯び、オイラを全くの他人様として迎えた雰囲気に、時の流れを感ずると共に淋しい感じだった。


松屋吉野家といった24Hで飯が喰える店がまだ無かったあの頃、仕事を明け方の5時に終えてから、唯一飯らしい物を食わせてもらえる老夫婦の営むおでんやがあった。基本的には深夜〜明け方まで営業していた飲み屋系の従業員たちが、仕事を終えてから一杯やりに来る店だったが、当時オイラもそんな感じの生活をしていた時期もあり、金銭的にもあまり余裕の無い状況のなか、仲間と3人でビール1本。あとは、メニューにない料理を親父さんが適当に作ってくれて、いつも一人700円くらいでコップ一杯のビールと飯を食わせてもらったな。

店は当時のままその場所に今もあった。
しかし、長く営業はしてない感じは、その雰囲気で感じ取れた。もし、元気だったら既に80歳は越えてるだろう。その昔、満州からやって来てこの地に開業したと言っていた。その夫婦には子供も無く、当時の客層としては極端に若かったオイラたちを可愛がってくれたのも、そんな背景があっての事だろう。
店のご飯が残った時は、『起きてから食べな』と言って、おにぎりを持たせてくれた事も多々あったな。


店の前を通り過ぎながら、なんとも言えない淋しさが更に増した。