釣りを終えて パート2

Coolman2005-10-07

今日もゆっくり目の朝を迎える。
シャワーの代わりに、プールに飛び込む。そう、部屋の扉を開ければ4歩でプール。
水温は朝方のせいで、やや冷たいが直ぐに慣れる。
そのままプールサイドのベットに横になり、ウォッカベースのロングを飲む。

なんか、ドラマの主役の様な気分・・・。

鏡に映る自分を見てすぐさま現実に引き戻された・・・。

そう、そこに居るのは、土方日焼けの少々腹の出た、紛れも無いオヤジだった(哀愁)



この日は、ホテルでは朝食を採らず、そのまま車で内陸に向かった。海も見飽きた訳で、山や湖が見たくなった。ライステラスの稲もいい感じで伸びてる頃だろう。
途中、マックのDSでダブルチーズバーガーのセットを買って、車内でのブランチと言ったところだ。
まだ、通勤の名残か、場所によってはバイクが多い。
信号で止まる度に、少年が新聞を売りに来る。昨日の日本の新聞である。私の車の窓の直前で、その少年は再び持ってる新聞の束から中国語の新聞を抜き出し、満面の笑顔で私に差し出した。
彼等から見ると、私は中国人に見えるらしい・・・。
余談だが、この時の事が少々気になっていて、日本語の長けている現地の友人にこの事を言わずに、『俺は、パッと見、何人に見える?』と、尋ねてみた。



インドネシア生まれの中国人』と言われた・・・。




車は見慣れぬ景色の中、ウブドに着いた、以前此処ではリビングに置くためのソファーを購入した。かなり安く購入したのだが、送料や、日本での受け取りのめんどくささを考えると、お勧め出来る行為ではない。

とても静かな町という感じで、クタや、レギャンのドンチャカがストレスになって来た者のは落ち着く環境だろう。しかし、釣り目的の場合は海には遠すぎる・・・。
町並みをいくつか写真に収め、更に北に向かった。

しばらくすると、本日の一つ目の目的地である、テガラランのライステラスに着いた。
ライステラスは、テガラランの他にも、パチュンにもあるのだが、そちらも見たことは無いので、機会があればそちらの方も見たみたいと思った。
見た感想としては、『よくも、まぁ、こんな所に造ったもんだ』と言う感じで、
田植え、収穫の経験の無い私でも、その大変さは容易に想像できた。現在でも観光用の景色と言う訳だけでなく、しっかりと収穫も行われてるらしい。
味は兎も角、作った者には間違いなく、美味しい米であろう。

その後、更に北に向かい、キンタマーニ高原に行った。恐らくというか、間違いなく、『金玉』とは全く関係無いとは思ったが、名前の由来、意味を聞いてみたが、不明のままだった。
ここにある火山も昔は富士山のような噴火口をしていたらしいが、数十年前の噴火の際、噴火口の一部が吹っ飛んで面白い形になっていた。そこから流れ出た溶岩が、川の様に蛇行して山の麓まで到達して、時が止まった様に固まっていて、かなり雄大な景色であった。
その麓の溶岩帯に、ミニジェットコースターの線路の様に、アップダウンの激しい道があるのだが、場所によっては、舗装はされてるものの、スーパークロスのコースの様であった。
その道を進むと、バトゥール湖の湖畔に出た。

ローカルの方々が釣りをしていた。竹の延べ竿で、多分アシの茎でその場で作ったような浮きを付けて、餌にはアオミドロ、もしくは岩海苔のような物を使って、尾の一部が赤い、20cm程度のブルーギルに似た魚を釣っていた。

湖畔からチョッと離れたところには、何を作っているのかは解らなかったが畑があり、その景色は人造物さえ視界に入らなければ日本によくある景色に類似していた。
ここには、レストランや、その他の観光施設も少なく、湖畔まではあまり観光客も訪れないようである。まぁ、わざわざ見に行く程の物でもないという感じもあったな。

時間の都合もあり、ここからは、寄り道せずに一気にクタまで帰った。

本日のこれからの予定は、22:00までに空港に行くという事で、取り敢えず、帰国の為の準備を整え、余った時間をプールで過ごした。

少々早めの16:30にホテルをチェックアウトし、ジンバランのエステに行った。
頭と、身体のフルコース120分を堪能して、youchanとの待ち合わせの『お茶の間』に向かった。このエステのトレーナで、スーラトゥリーという方が居たが、イイ^^

さて、ここで今回バリでの最後の晩餐と、youchanと今後のバリでのフライでのG.Tの可能性なんかを楽しく話し、22:00前にウグラライ空港に向かった。


そして、定刻どおり『バリ生まれの中国人似の男』を乗せたJL720便は、彼の母国日本に向け、満天の星空の彼方へと吸い込まれて行った・・・。