マレーシア釣行を振り返って。
用意したタックル
キャスティング
ROD TIFA DISCVREY 7'2" ZENACK改LC
REEL STELLA 10000H 95'
LINE PE #5
LUER GASUTON+リアフックを、セイル用フライに変更
SHOCK 100lb
FLY
ROD SAGE 1390-4 Xi2 K-BULTTE WT 9' #11
REEL Tibor Gulf Stream Billy Pate Tarpon
LINE MASTERY BILLFISH WF-13-S WF-15-S
BACKING PE#5 #6 400m
LEDER 90LB+170LB
FIY Gamakatsu S10S-4H #6/0 #8/0
asist 型番を忘れてしまい、後日記載
まず、ルアーのキャステイングについて
基本的には、セイルの口の形状やその他の情報を整理しても、ペンシル系が妥当なのは定説だが、今回はペンシル系への反応は頗る悪かった。セイルが、餌を求め探し回っている状態であれば、ペンシルがかなり有効であるが、今回の様に、あまりアクティブではなく、また、広範囲に個体数が少ない場合は、どうしても効率が悪く、反応も鈍かった。
ポッパーの場合は、反応もやや多かったが、やはり完全なバイトには至らなかった。
どうしても、水面上でバイトするのを嫌がるようだ。結論から行くと、水面でポッパー音、及びスプラッシュで興味を惹き、その後、沈めて水面下でバイトを誘う。と言うのが効果的なようだ。
更に、ルアーの水中での姿勢もかなり重要なようであり、やはり水平姿勢は絶対条件であると感じた。
今回、セイルからの反応が一番良かった物は、やや小さめのポッパーにオーバーサイズのフックをセットして、スローシンキングになった物に、リアフックにセイル用のフライを装着したものだった。オーバーサイズのフックでスローシンキングになった物にフライを装着した事で、更にスローになり、その抵抗で、水中でのルアーの姿勢はほぼ水平を保っていた。
ポッパーの場合、アクションはわりと単調になりがちだが、この場合、本体と、フライの間接でクネクネと、折曲がるような、なかなか良い、アクションを生み出していた。
今回は、ティーザー代わりになる様に、即席でボート上であるものを適当にコンボしただけの物だったが、今後、これを基調に研究すれば、それなりのセイル用オリジナルが完成できそうである。
基本的な条件は、スローシンキングで、ロッドワーク次第で水面でもアクション可能水中では、出来るだけ水平姿勢を保てるようにする。
この2点の他に、フッキングを上行させる為の素材と、工夫。
リアに装着するフックの工夫。これは特に、マテリアルを含めて、フロントフックに絡まない工夫がかなり重要である。
FLYについて
今回は、ラインを#15にした事で飛距離は少々上がった。とは言っても、フルに出たとしてもたがが知れてるが。しかし、全く不可能では無い事も今回の事で再認識でした。
接近してきたセールにキャストする場合、フライを落下させる場所。セイルとの位置関係、これがかなり重要なようである。
一番理想的なのは、自らの船の真下で、後方から前方に向かうセイルの進行方向に平行に、体2つ分程度前方に落下させられれば良い。右や、左から通り過ぎていくセイルに垂直にラインを伸ばした場合、まず、バイトしてこない・・。
理想としては、後方45度くらいから、セイルの前方2mあたりに、セイルの進行方向30度〜40度くらいのポジションにフライを落下させ、50cmのワンアクションで喰わせ、そのまま進行方向に進むとところで、カウンター・フッキング!
まぁ、口で言うのは簡単である。
このチャンスも今回2日間やっていて、一度だけあった。
その時に、直ぐにキャストできる体勢と、準備が整っていなければ、このチャンスもロストという事になる・・・。ましてや、その時の風は、自分の後方、やや右から、左に向いて吹いていなければ困難であり、その反対方向からの風では、その難易度は更に高くなる。
万が一キャストが出来て、そのポジションのキャストの成功の確率は?
更に、バイトする確立。
そして最大の難関、フッキング成功の確立。
ここまで全てが100%で出来た結果、ここから数時間のファイトが始まる事になる。
ため息しか出て来ないが、何か最近ではコレに燃えている訳で、釣りという物自体、テクニックだけでカバー出来ない、運という物に相当支配されていると思うようになった。
その運の導き方など存在しない訳であり、運命とも言える。
この釣りを通して、自らの運と言う物を試してるようでもあり、万が一でも達成できた折には、その全てに、感謝できる素直な自分がそこには存在しているだろう。
日頃、感謝の気持ちなんて、何かの時に少々得した事で、それに近い気持ちを抱いたりはするが、涙の出るほどの感謝とは無縁であり、本来そのような感謝の代償には、悲しみが伴ってたりするものである。
何事にも、必要な物は、行動力と、運、そして、多少の知識である。
あと、金もか・・・。トホホ